原付のバッテリーには、バッテリー液を補充する価格の安い「開放型」と、一度購入したらメンテナンスフリーの「MF型」があります。

どちらのバッテリーも使用していればいつか終わりがきますが、どのような寿命の症状が出るのかご存知ですか。

最近の原付スクーターは電力が欠かせないインジェクション車ばかりですし、バッテリーが寿命にいたる症状を知っておくと、不意のバッテリー上がりに備えることができます。

今回は、原付バイクのバッテリー寿命の症状をテーマに、バッテリーの寿命を伸ばす方法や寿命が切れたときの交換方法についても解説します。

バッテリーが寿命に近づくと、次のような症状があらわれてきます。

インジェクション車

バッテリーが弱るとエンジンがかかりにくくなる

キャブレーター車

バッテリー上がってもキックでエンジンはかかるがウインカー・ライトなどが付かない。

毎日バイクを運転していれば、充電と放電を繰り返しながらゆるやかに寿命をむかえていくので、突然バッテリーが上がって動かなくなることはありません。

ただバイクを長く放置した状態だと、バッテリーは自然放電し続けるままなのでセルをはじめ電装品がみな使えなくなります。

もしバッテリー寿命が気になったら、バッテリー電圧を測るテスターをホームセンターで購入してチェックしてみましょう。

13Vあれば正常で、12.2Vを下回るなら交換を考えましょう。

バッテリーテスターは、こちらの記事が参考になります。

バッテリー点検・充電方法_バイク・スクーター・4stMini

いずれにしても最近の原付スクーターはインジェクション車ばかりなので、セルの回りが遅く感じてきたらバッテリー交換を早くしたほうがいいでしょう。

バッテリーの寿命が切れたら交換する必要があります。

バッテリー交換費用はバイク屋でバッテリー交換を頼むとバッテリー本体と工賃で5,000円〜10,000円くらいです。

自分で交換するならホームセンターで購入すると3,000円〜5,000円くらいで安上がりです。

でもじつはバッテリー交換は初心者さんが気軽にできる作業じゃありません。

バッテリーのプラス・マイナスを間違えるとショートするだけでなく車両火災にもつながる可能性のある危険な作業です。

ここでバッテリー交換をする自信がないと思ったらバイク屋さんにお願いしましょう。

リスクを承知でバッテリー交換をやる自信があるなら、あなたが所有しているバイクのバッテリー交換方法をサービスマニュアルかネットで調べてください。

なぜならバイクやスクーターのモデルによってバッテリーの位置やカバーの取りはずし方は違うのです。

人気のバイクならYoutubeでバッテリー交換をしている様子を動画にしてアップしてる人もいるので「バイクの機種名　バッテリー交換」で検索して見つかったら参考にするといいでしょう。

こちらはHONADのライブDio ZXのバッテリー交換をしている動画です。

そしてバッテリー交換の基本、マイナス端子から外し、プラス端子から取り付けることを理解できたならチャレンジしてみましょう。

バッテリーの寿命を伸ばすには、可能なら毎日バイクに乗ることです。

原付バイクは走行中に電気を起こし電装品に電気を供給しつつ、余った電気はバッテリーに充電されます。

といっても劇的にバッテリーへ充電されるわけではないのですが、バイクに乗らないとバッテリーは放電されるままなので、週に3〜4回はバイクに乗るようにしましょう。

今回は原付バイクのバッテリー寿命の症状をテーマにお話しましたが、毎日バイクに乗っていれば、ライトの明るさやセルの回り具合でバッテリーの調子がわかります。

とくにわかりやすいのがウインカーの音です。

バッテリーが元気なら「カチッ！カチッ！カチッ！」と元気な音なのですが、バッテリーが寿命に近づくと「ジー、ジー、ジー」とショボくれた音になりウインカーの点滅も変になります。

原付バイクのバッテリーは頻繁に交換するものじゃないですし、リーズナブルに購入できるので早めに交換しましょう。

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