原付スクーターの足元にスーツケースを置いて走るのは違反なの？
原付スクーターには両足を置ける平面のステップがありますが、ここに買い物袋や灯油缶を置いて走るおじさん・おばさんを見かけたことがあると思います。
あなたも自宅から駅まで、原付スクーターの足元にスーツケースを置いて運転しても大丈夫と思っていませんか？
自宅からガソスタ・スーパーは近いので大丈夫かもしれませんが、駅まで30分もかかると運転が危ない感じですし警察に止められるかもしれません。
そもそも原付スクーターの足元に荷物を置くのは違法なのでしょうか？
今回は、原付スクーターの足元にスーツケースを置いて走るのは違反なのかどうかについて解説します。
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原付スクーター足元にスーツケースを置いて走るのは違法？
まず原則論として、原付スクーターの足元に荷物を置くと違反になるのかですが「アウト」です。
安全に運転できないので「安全運転義務違反」になる
道路交通法には「安全運転義務違反」という法令があり、簡単に説明すると車両を安全に運転することがドライバー・ライダーの義務であって、周りの車両や人に危害を及ぼす運転をすると検挙されるものです。
例えばこんな行為でも警察に止められる可能性があります。
・片手でジュースやパンを食べながら運転する。
・渋滞回避のため車線を必要以上に変更して走る
スーツケースをスクーターの足元に置いて走る行為も、「荷物の落下」の可能性があるので「安全運転義務違反」で捕まる可能性はあります。
安全運転義務違反は違反点数2点の軽い違反ですが、7000円の反則金もあるので取られないに越したことはありません。
スクーターからはみ出るので「乗車積載方法違反」となる
スーツケースを股に挟むとスクーターの車体から足が出てしまって、他の車両との接触の可能性がある場合は「乗車積載方法違反」になる可能性があります。
道路交通法施行令23条の原付の積載制限は、積載装置から幅プラス30cm・高さ2メートルを超えるとアウトなのですが、そもそもスクーターの足元は積載装置じゃないのでアウトです。
つまり原付スクーターの足元にスーツケースを置いて走って警察に捕まったら、「あなたは自業自得でした」ということです。
そもそも原付スクーターにスーツケースを置いて走れるの？
結論を言いますと、原付スクーターの足元にスーツケースを股に挟んで走るのは非常に危険で落下する可能性があります。
じつはバイクにスーツケースを搭載して走るのはレアケースで、あるとすれば400cc以上の大型バイクの荷台に括り付けているツーリングバイクくらいです。
それだけスーツケースは大きいので原付バイクで運ぶのは危険な行為だといえます。
原付スクーターは決められた積載方法で利用しよう
原付スクーターで安全に運転するなら、荷物はメットインに格納するかキャリアに収納ボックスをつけて格納しましょう。
もし旅や出張でスーツケースが必要なら、原付スクーターに乗らずバスを利用しましょう。
横着して事故したら元も子もないですから。
まとめ
原付スクーターの足元にスーツケースを置いて走るのは違反か否かのお話をしましたが、スーツケースを股に挟んで走るのはバカげた話ですし、原付スクーターのキャリアにロープで荷締めするにもスペースが足りません。
スーツケースをバイクに積載するイメージが想像できないなら、次にご紹介する記事をご覧いただくと理解できます。
おそらく250ccクラスのバイクだと思いますが、スーツケースを積載しようとすると、この程度のスペースを必要とします。
なのでスーツケースを運ぶなら、原付スクーターを利用せずにバスか電車を利用しましょう。
こちらの記事もおすすめです。
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