初めて原付バイクを購入してお店に引き取りに行くとき、エンジンはどのようにかけるのだろうと疑問に思ったことありませんか。

原付バイクのエンジンのかけ方はセル・キック・押しがけがあるのですが、スクーター・マニュアルミッションで微妙に違います。

この記事では、原付エンジンのかけ方でセル・キック・押しがけの方法を解説します。

実際にバイクの名前をあげながら、解説していきましょう。

原付エンジンのかけ方をトランスミッション別に紹介しますが、バイク名も掲載してあるので難しくありません。

1.オートマミッションの原付バイク

オートマの原付とはスクーターのことで、ホンダDIOやヤマハJOGなどを指します。

スクーターのオートマはアクセルグリップをふかせば走り出す簡単な仕組みで、ブレーキレバーを引いていないとエンジンがかからないようになっています。

まずセルスタートの方法から説明します。

これはセルモーターでエンジンを回して混合気に点火する方式です。

原付スクーターのセルスタート

次にキックを踏んでエンジンをかける方法を解説します。

キックするとエンジンのクランクも回って点火します。

原付スクーターのキックスタート

2.マニュアルミッションの原付バイク

マニュアルミッションの原付とは自分でギアを変速して走るバイクで、クラッチ操作の必要がないのがスーパーカブです。

スクーターの始動方法と大きく違うのは、エンジンをかける前にギアをニュートラルにしてエンジンと動力がつながってない状態にしておく必要があります。

なぜならギアをニュートラルにせずにセルやキックで始動するとバイクが進んでしまいます。

マニュアル原付のセルスタート

マニュアル原付のキックスタート

チョークとは一時的に混合気を濃くするスイッチでエンジンの始動性を上げますが、始動したあとは元に戻さないとエンジンの調子が悪くなります。

原付バイクの押しがけとは？

押しがけはMTバイクのみ可能な方法で、クラッチを切って4速くらいに入れておき、バイクを押しながらクラッチをはなすとエンジンがかかります。

平地の場合、バイクを手で押して駆け足しなければエンジンがかかりにくいですが、下り道だと勢いがあるのでエンジンのかかりが良いです。

そもそも昔のバイクのキック始動や押しがけは、バッテリーが上がったときでもエンジンがかかる裏技的な方法でした。

ところが最近のバイクに多い、全てが電子制御のインジェクションバイクは、バッテリーが上がるとエンジンをかける術がありません。

つまり最近の新しいバイクはバッテリーが上がると、交換しない限りエンジン始動は不可能です。

オーナーが多い原付スクーターエンジンのかけ方でまとめると、ブレーキレバーを引かないとエンジンがかからないことを覚えておきましょう。

また最近の新しいスクーターは、バッテリーが上がるとエンジンを始動する方法がほぼないと理解しておきましょう。

原付スクーターを購入した店でエンジン始動を教えていただけますが、キックスタートの原理も自分で知っておくと何かあったときに役立ちます。

原付の乗り方についてはこちらの記事もおすすめです。

• 原付の急ブレーキのかけ方は？曲がるときのコツについても
• 原付ドリフトのやり方とは？ブレーキングドリフト・慣性ドリフトの練習法
• 原付の右折が怖い人の対処法！歩道を押して歩く方法も？

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