原付クラッチの交換時期とは?クラッチ交換にかかる費用は?
原付のクラッチ交換と聞くと、エイプ50やモンキーなどのMTモデルを想像しますが、今回は原付スクーターのクラッチ交換のお話です。
原付スクーターは、車のオートマのように自動で変速する「自動変速遠心クラッチ」を採用しています。
簡単に説明すると、原付はエンジンと車輪をベルトでつないで走っているのです。
このクラッチはエンジンからの動力をつなぐ大切な部品で、寿命がくるとスクーターなのに停車中エンストします。
今回は、原付スクーターのクラッチ交換時期と費用について解説します。
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原付スクーターのクラッチの寿命と交換時期
原付スクーターのクラッチ交換時期は、信号での停車中アイドリングに異常を感じたときです。
次の項目に、クラッチが重症化するまでの時間を書いていますが、「2」の症状が出たら交換時期が近いと思ってください。
- スクーターのスタンドを立てた状態でタイヤが勢いよく回る
- 停車中にスクーターが進もうとする症状に気づく。アイドリングが下がる。
- 停車するたびにエンストするようになる。
クラッチ交換時期を自己チェックする方法を紹介しましょう。
まずスクーターに乗らずにエンジンをかけます。
バイクが勝手に進もうとしたら、かなりクラッチの劣化が進んだ状態です。
近いうちに走行不能=寿命となるので、バイク屋さんで修理してもらいましょう。
原付スクーターのクラッチ交換費用
クラッチの交換費用は、ふつうのパイク店でクラッチ部品・技術料込みの約10,000円〜です。
オイル交換にくらべて工賃が高いですが、クラッチの修理には特殊工具が必要で作業の手間と時間がかかります。
バイク屋の作業状況によっては、スクーターを1日預けることになるので、別の交通手段を考えておきましょう。
中古原付スクーターはクラッチ交換時期に注意!
安い中古の原付スクーターを購入したら、あっというまにクラッチの寿命がきてしまったケースが多々あります。
4〜8万円台の原付スクーターは価格相応の価値なので割り切りが必要です。
クラッチの程度がいい中古の原付スクーターを購入するなら、エンジンをかけて勝手に進まないかチェックするといいでしょう。
まとめ
原付スクータークラッチ交換の時期や費用についてお話しましたが、新車購入して激しい走行をしなければ、3万キロはクラッチが使えます。
でも油断しないでください。
クラッチより先にVベルトへ寿命がきます。
このVベルトはエンジンとリアタイヤをつないで回転を伝えるもので、劣化すると加速が悪くなって最後はベルトが千切れて走行不能になります。
Vベルトは通常2万キロ毎の交換で、クラッチのユニットも同時に取り外します。
良心的なバイク屋ならクラッチも点検してもらえるので、「クラッチ交換が必要」と指摘されたら、同時に直してもらいましょう。それがお得です。
スクーター駆動系の故障は、走行性能に影響します。異常を感じたら早めに対処しましょう。
またついでにオイル交換もしておくといいですよ。
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